パウロ・ロベルト・ファルカンはブラジル出身の元サッカー選手、後に監督になった人であり、現役時代は世界有数のボランチとして名を馳せた選手でした。
両足から繰り出される正確なパスを武器に中盤を制圧、長い間ブラジル代表でも活躍しました。そして現役引退後はブラジル代表の監督に就任、解任の憂き目には会いますが、大会において準優勝の結果を残すなど、名監督候補として非常に期待をもたれていました。
その後、サッカー日本代表の監督に就任し、指揮を執ることになります。この日本代表でも過去に率いたブラジル代表と同様、数年後の未来を見据えて若手を積極的に抜擢し、起用していきました。
しかし、その選手選考、そして選手の自主性に任せた練習、指導方法にチーム内外から疑問がもたれ、就任直後の大会、試合成績が芳しくなかったことから、半年ほどで解任されてしまい、日本代表監督の座を降りることになってしまいます。
しかし名選手としての威光は今もなお衰えず、現在はブラジルのクラブの監督として、その辣腕を振るっています。