藤田元司氏は元プロ野球選手、監督です。慶應義塾大学、社会人野球の日本石油を経て、1957年に読売ジャイアンツに入団しました。現役時代のポジションはピッチャーでした。
1950年代後半には読売ジャイアンツのエースとして活躍しましたが、1960年以降は肩を故障したことによって成績は下降し、1964年に現役を引退しました。
その後は、読売ジャイアンツ、大洋ホエールズで投手コーチを務めた後に、1981年に長嶋茂雄が読売ジャイアンツの監督を退いたため、後継の監督に就任しました。
その後、3年間監督を務め、在任中には後に読売ジャイアンツのエースとなる斎藤雅樹投手をサイドスローに転向させ、大成させました。
1983年には一度監督を退任しますが、1988年には再び読売ジャイアンツの監督に就任しました。比較的好成績を残したものの、1992年に監督を勇退しました。 地味ではありますが投手三本柱を確立させた守りの野球で好成績を残した隠れた名監督です。