ヴァヒド・ハリルホジッチはユーゴスラビア出身の名監督で、現在はサッカー日本代表の指揮をとっています。
特徴的なのは、対戦相手に応じてシステムを変えながら機能させることで、多くの監督は自分のもつ戦術に選手を合わせていくことが一般的です。
その例がアルジェリア代表で、パスを繋ぐことを伝統的な戦術としていたチームに、堅い守備と速攻を植え付けました。その結果、2014年のワールドカップでは優勝国であったドイツを延長戦まで追い詰める善戦をしています。
この大会中にも対戦相手によってフォーメーションをかえ、4-3-3、5-4-1などの異なるフォーメーションを使い分けました。また、ルールや規律を重視することをモットーとし、スター選手であっても妥協を許さない性格としても知られています。
サッカー日本代表監督に就任してからは記者会見などで多くの質問に答える姿勢や、一方で合宿中の選手取材に対して厳しい規制をかけるなども行いました。